ストレートの「キレ」の正体

こんにちは。

 

しばらく更新があいてしまいましたが、きょうから新年度という事で気持ちを新たにいきたいと思います。

 

プロ野球の方も先週開幕しまして。

私、子供の頃は巨人ファンで中学~高校時代は毎週、週刊ベースボールを愛読するくらいの野球オタクだったのですが、松井秀喜さんがヤンキースへ行ったり、その後CS(クライマックスシリーズ)などが始まったりで、何となくNPBに対する想いの熱量が下がりつつありました。

 

先週末、久々に巨人-阪神の開幕戦をTVで見ましたが、上原投手のピッチングが素晴らしく自分の中で良い時代の巨人を思い出し久々に胸が熱くなりましたね。

ほとんどストレートとSFFだけの二つの球種だけ、かつストレートの球速も140kmいくかどうかという中でピシッとセットアッパーの仕事をする様は、流石上原投手という感じでした。

 

ちなみに上原投手がなぜあの球速と球種であれだけ抑えられるのかという事がしばしば話題になり、コントロールのおかげだとかよく言われる事があります。

 

確かに四球も少なく、コントロールは当然悪くは無いのですが、上原投手の本質は制球力が売りの技巧派ピッチャーでは無く、日本でも屈指の本格派ピッチャーだと思っています。

thepage.jp

上記リンクにもある様に、打者が感じるストレートの「速さ」というのは球速表示だけで全て片付けられるものでは無いのです。

 

マーク・クルーンの160kmより全盛期の藤川球児の150kmの方が早く感じたのもこの「バーティカルムーブメント」によるもので、当時の藤川投手のストレートは変化球では無くともまさに「魔球」といえる様なボールでした。

thepage.jp

元中日の山本昌投手も140km近いストレートも投げましたが、「134kmのストレートが一番速い」と言われていたように、最もボールの回転数が上がる球速で投げるのが134kmくらいのところで、初速と終速の差が小さくなり、結果的にボールが「伸びる」ように感じるという事だと思います。

 

昔から日本の野球界ではボールの「キレ」という表現で言われていた事を、

このように定量的に表すのはさすがアメリカという感じで感心させられます。

 

今年は上原投手の『130km代の剛速球』でバンバン相手打者を打ち取っていく様子が見れる事を楽しみに、NPBも見てみようと思います。

三代目つながり

BEAMS PLUS

ダブルジップ ウォレット 

 

f:id:tomoa2223:20180314230246j:image

 

イタリア/カルロバラッシ社のミネルバボックスを使用し、使い込む程に良い感じに味が出ます。

 

最初はお札を二つに折って収納するのが面倒ですが、慣れればこれ以上コンパクトになる財布もなかなか無く、気がつけばもう三代目。

 

タン→本リザード革と来て、今回は落ち着いたネイビー。

濃色レザーの味が出るのも渋い格好良さがあるので、これからの成長が楽しみです。

pancrase294

こんばんは。

 

昨日は二ヶ月ぶりの東京でした。

 

先ずは渋谷ヒカリエで開催されていた、アイウエアデザイナー榎本郁也さんのブランド「I.ENOMOTO」の展示販売会へ。

f:id:tomoa2223:20180312172737j:image

 

サングラス用のガラスレンズを大阪眼鏡硝子として供給させていただいているのですが、ミニマルなデザインのオールチタンフレームでギア的な眼鏡フレームといった感じで格好良いです。

 

それから新木場へ移動し、以前から応援しているパンクラス瀧澤謙太選手の試合へ。

f:id:tomoa2223:20180312181055j:image

 

パンクラスを生で見るのは初めてだったのですが、ケージ内での試合がアメリカUFCを思い起こさせテンション上がりました。

 

試合の方は2Rに見事な右フックをかました瀧澤選手のKO勝ちでした!

f:id:tomoa2223:20180312181417j:image

 

サングラスで傷を隠す必要が無いくらい綺麗なお顔のままでしたが、チャンピオン目指して引き続き応援していきたいと思います。

10年選手

こんばんは。

 

先日のジーンズに引き続き自分的定番品について書いてみようと思います。

基本的に日常着る物は楽さが最優先なので、スウエットなんかはどストライクなアイテムです。

 

写真は確か12年ほど前に買ったループウィラーのスウェットです。

当時ちょうど立ち上がったばかりでその後1年で姿を消した(伝説の?)セレクトショップ「ne」京都店で買いました。

ショップ別注だったと思います。

f:id:tomoa2223:20180308173134j:plain

その当時はループウィラーについても何となく知ってる感じでそこまで深い思い入れがあって買った訳ではなかったのですが、当時多かったヴィンテージレプリカタイプのスウェットとはまた一味違った洗練されたシルエットや吊り編みならではの着心地で、グレーを買った1週間後にはブラウンも購入しておりました。。

 

本当はネイビーが欲しかったのですが、すでに売り切れていた記憶があります。

 

で、さっきも書いたようにシルエットがすっきりしていてスウエットなんですが野暮ったさが無く、生地も裏起毛ほどゴツく無く、なんというか「ちょうどいい感じ」なスウェットでした。

 

12年間秋冬はまんべんなく着続けた結果、下の写真の様に襟が崩壊してしまいました。

f:id:tomoa2223:20180308175458j:plain

 

自分的にはまさにヴィンテージのスウェットの様な雰囲気に仕上がってきたので、何とか修理しつつあと12年くらいは着てやろうかと考えている今日この頃です。

 

メガネフレームの生産地

こんにちは。

 

昨日の事ですが、眼鏡業界にとっては大きなニュースがありました。

 

福井のフレームメーカーである福井めがね工業さんを、眼鏡関係では世界最大の企業であるイタリアのルックスオティカグループ(LUXOTTICA)が買収したというニュースです。

www.wwdjapan.com

 

現在、世界の眼鏡フレーム産地としては福井県のある日本、中国、イタリア、フランスなどが主な産地とされています。

 

日本の眼鏡フレーム製造は元々、大阪や東京で行われていたのですが、雪深い冬期に出来る産業を探していた増永五左衛門さんが大阪からめがね製造を学び、職人を呼び寄せた事が現在のフレーム産地、鯖江の始まりと言われています。

1905年に始まっためがねづくりは、手作業や農家ならではの知恵を生かしながら生産を始め、次第に専門の製造者がパーツごとに分業することで福井・鯖江のまち全体がひとつの大きな工場としてめがねづくりを行うまでになりました。

 

f:id:tomoa2223:20180307170752j:plain

 

最近では産地として中国の発展も目覚ましく製品のレベルも上がってきているところでしたので、福井めがね工業さんも将来的な事まで見据えた上での判断だったのかなと思います。

 

どの産業でもいえる部分がありますが、海外製品の品質向上が大きく、自分自身のところも含め、ものづくりを中心にやってきた会社は「品質のいい物」を作っているというだけではやっていけない時代になって来ていますので、何かそれ以外の特別な価値を伝えていく必要があるなあと改めて考えさせられた話題でした。

レプリカジーンズ

こんにちは。

 

持ち物や身に着ける物の背景や蘊蓄なんかにこだわりはするのですが、着る物を毎日コーディネート考えて、、みたいなのはとても面倒臭いと感じる方なので、自分自身いわゆるおしゃれさんでは無いと思っています。

 

基本的に普段の日は下ジーパン(世代的にジーンズやデニムという言い方に慣れません。ジーンズはまだいけるかな)、上はスウェット or BDシャツ or Tシャツ+気候に応じた防寒着など、トップスだけが日々事務的にローテーションしている感じです。

 

着る物を選ぶエネルギーを極力減らしたいので、サイズ感や着心地で気に入ったトップスなんかは色違いで複数枚ずつ買ったりします。

スティーブ・ジョブズほど割り切る勇気も無いので、せいぜい色違いで2~4枚ずつくらいです。

 

そんな感じなので、ベースとなるジーンズはすごく重要になってくるのですが、ジーンズは現在この2本だけしか持ってません。

https://www.instagram.com/p/BfszlNoHXrX/

洗濯後にこんな置き方したくなるレプリカ世代。#fashion #instafashion #instagood #mensstyle #lifetimegear #fullcount1108 #resolute710 #jeans #denim #madeinjapan

 

左がフルカウント1108

http://www.fullcount-online.com/item/1108.html

で右がリゾルト710

http://www.resolute.jp/catalog.html

です。

 

世代的にもろレプリカジーンズブームを通っているので、フルカウントなんかは20年前にも同じ品番を履いてました。

1108は20年前と品番こそ同じですが、時代にあわせて生地やシルエットは微妙に変更が加えられていますが。

 

それこそ昔は興味ない人からすれば全く同じように見える濃紺のジーパンばっかり何十本も買っていたような気がします。 

今履いてるやつがまだ全然色落ちもしていないのに、また別のやつが欲しくなってしまうんですね。

ほとんど病気だったと思います。

 

その他、一時流行ったUS系プレミアムジーンズなどもとりあえずかじったりもしましたが、20年経って結局元に戻ってきた感じです。

 

昔は「このブランドのこの色落ちが云々・・」とか言ってたんですが、結局のところ「

履いてて楽」「大きく変わらない定番の安心感」「でもちょっとこだわった物が欲しい」みたいなところをバランス良く満たしてくれるのがこのあたりの物なのかなという気がします。

 

この2本が仕上がったら、次は何買おうかと思案しているところです。

 

レプリカジーンズって言葉自体が今の10代や20代の人には通じないのかな?

サングラスのレンズについて

こんにちは。

 

前回のガラスについてから、今回はサングラス(またそのレンズ)の歴史についてのお話を少し。

 

サングラスの起源は定かではありませんが、北極圏で生活するエスキモーが木の板やアザラシの皮などに細い切れ目を入れて使っていた物がサングラスの原型と言われています。

 

f:id:tomoa2223:20180305081027p:plain

この土偶の目みたいなやつがそうらしいです。

 

ローマ帝国や昔の中国などでもエメラルドや水晶などの結晶をレンズに使用したサングラスの様な物が使われていたと言われています。

 

16世紀には眼鏡に色付きのレンズを入れた「色メガネ」が登場してきたようです。まだこのころは「紫外線を・・」「透過率が・・」という様な光学的にレベルの高い物では無かったようですが。

 

その後、1903年ライト兄弟の有人飛行から飛行機が発達した事で、1920年代には軍用・民用で飛行機の利用が活発になりました。

しかし、地上より過酷な上空の環境で身体の不調を訴えるパイロットが続出し、1920年代初めに米国陸軍航空隊が米BAUSCH&LOMB社にパイロットの眼を保護するアイウエアの開発を依頼したのが現代的なサングラスが登場するきっかけといえるでしょう。

 

BAUSCH&LOMB社が開発に6年の歳月をかけて1929年に誕生したのが、「アンチグレア・レンズ・アイウエア」という緑色のレンズです。

 

太陽光を含め、光というのは七色の虹からも分かるように、「赤・橙・黄・緑・青・藍・紫」という7色に分類出来ます。

そして、人間の眼(網膜)というのは実は全ての色を均等な強さで感じる訳ではなく、緑色を一番強く感じる様に出来ております。

f:id:tomoa2223:20180305083636j:plain

人間の色の感じ方をグラフにしたもの

 

先ほどのグリーンのレンズというのは、各波長の透過率を横軸にグラフに表すと、上記の「標準分光視感効率」と同じ波形をしているのです。

つまり「ヒトの網膜と同じ特性を持ったレンズ」といえるでしょう。

f:id:tomoa2223:20180305084617j:plain

90年前の物ではありませんが、BAUSCH&LOMB社のレンズです。

色ガラスを作っている立場から言うのもどうかと思いますが、個人的にはおよそ90年前に開発されたこのレンズを超えるサングラスレンズは未だに無いと思っておりまして、究極のレンズだと思います。

 

THINGLASSのラインナップにもこれと同じカラーのレンズも使用しておりますが、この様に本来のサングラスレンズというのは見た目の観点から色を考えたのではなく、使用環境や用途に応じたレンズの透過率波形を考え、その結果としてのレンズカラーに過ぎないのです。